「科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方」を読んで見た。

皆さんは就職先を決定する際にどういう項目を重視していますか?

「自分が好きな仕事」

「給与が高い会社」

「ラクそうな仕事」

人それぞれだと思いますが、誰もが今より幸福感を増したいと思って転職先を探している点は共通していると思います。

先日久しぶりに表題のビジネス書を買って読みました。 色々と参考になる部分もありましたので、今回は本の紹介記事とさせていただきます。

本のタイトル「科学的な適職・・」は記事中では便宜上「当書」と記載します。

※本記事内で使用しているイメージ写真と「当書」は無関係です。

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「視野狭窄」が失敗を生む

苦労してやっと掴んだ内定先。その時の心理状況を考えてみると、

「やっと今の会社から脱出できる」

「受かった会社はたった1社だけ。そこに行くか会社に残るか」

「内定先は自分を評価してくれている。何となくよく見えてきた」

特に意思決定の段階では変な高揚感も手伝って、それまで気になっていたことがあったとしてもその場の勢いで意思決定してしまったりしませんか?

以下のような統計データがあります。

「就職と転職の失敗は、およそ7割が「視野狭窄」によって引き起こされる」

引用元:「4021の研究データが導き出す科学的な適職」著者:鈴木祐 発行:(株)クロスメディア・パブリッシング

私も以前比較的良い給与条件につられて転職して失敗したことがあります。給与が満足行く金額だったのでなぜか他の条件もバイアスで良く見えてしまっていたんですよね。

この他にも「逃げ」で転職先を決める。「自分への自身のなさ」あるいは「自信過剰」から誤った転職先を選ぶなどもあると思います。

データが示すようにこうした視野狭窄は他人事ではなく誰にでも起こりうるという事です。

「AWAKE」のステップに沿った適職探し

ではこうした視野狭窄に陥らずに自分に取って最適な就職先を決定するためにはどうしたら良いのか?

当書では「AWAKE」のステップに基づいて適職(=自身の幸福が最大化される仕事と定義)を探っていきます。

ステップ1:幻想から覚める(Access the truth)
ステップ2:未来を広げる(Widen your future)
ステップ3:悪を取り除く(Avoid evil)
ステップ4:歪みに気づく(Keep human bias out)
ステップ5:やりがいを再構築する(Engage in your work)

引用元:「4021の研究データが導き出す科学的な適職」著者:鈴木祐 発行:(株)クロスメディア・パブリッシング

ステップ1では職業選択で陥りがちな事象を”7つの大罪”として列挙しそれぞれ説明を加えています。

「職業選択にありがちな7つの大罪」
1.好きを仕事にする
2.給料の多さで選ぶ
3.業界や職種で選ぶ
4.仕事の”楽さ”で選ぶ
5.性格テストで選ぶ
6.直感で選ぶ
7.適性に合った仕事を求める

引用元:「4021の研究データが導き出す科学的な適職」著者:鈴木祐 発行:(株)クロスメディア・パブリッシング

なんかどれもやってしまいそうなものばかりですよね。。好きを仕事にしても幸福感を得られないなんて。。

まぁ給料は分かります。以前ある程度給与が高いところにいた時は職場環境が悪くてあまり幸福感はなかったです。高い給与も慣れてしまうとそれが当たり前になるし、職場内の周りが似たような給与だと優越感もないですしね。

ちなみに年収アップによる幸福度の上昇は平均して1年しか続かないらしいですよ。

じゃあ何を基準に選べば良いのか?

ということでステップ2では「仕事の幸福度を決める7つの徳目」、ステップ3では「職場の”8大悪”ワーストランキング」を載せています。以下要点のみ。解説は当書に譲ります。

「仕事の幸福度を決める7つの徳目」(ステップ2「 未来を広げる」より)
1.【自由】 その仕事に裁量権はあるか?
2.【達成】 前に進んでいる感覚は得られるか?
3.【焦点】 モチベーションタイプに合っているか?
4.【明確】 なすべきこと、ビジョンははっきりしているか?
5.【多様】 作業の内容にバリエーションはあるか?
6.【仲間】 組織内に助けてくれる友人はいるか?
7.【貢献】 どれだけ世の中の役に立つか?

引用元:「4021の研究データが導き出す科学的な適職」著者:鈴木祐 発行:(株)クロスメディア・パブリッシング

「職場の”8大悪”ワーストランキング」(ステップ3 「悪を取り除く」より)
1.ワークライフバランス(WLB)の崩壊
2.雇用が不安定
3.長時間労働
4.シフトワーク
5.仕事のコントロール権がない
6.ソーシャルサポートがない
7.組織内に不公平が多い
8.長時間通勤

引用元:「4021の研究データが導き出す科学的な適職」著者:鈴木祐 発行:(株)クロスメディア・パブリッシング

これらの項目はいずれもアメリカの大学等が行った大規模調査に基づいて実証されているものです。価値観の違いはあれど日本の職場にもおおむね当てはまる内容かと思います。

ただこれらを全て満たす職場など通常ありえません。この中でどれを重視するのか?そして「現段階でどの職場が一番幸福感を得られるのか?」を選んでいく作業が必要になってきます。

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