私はコントローラーだった。

私はタイプ分けの結果、「コントローラー」×「サポーター」でした(テストではサポーターのスコアがコントローラーに次いで2番目に高い)。
このように、必ず4つのタイプのうちどれか1つに分類されるとは限らず、複数の要素を持ち合わせている場合もあります。
私が該当した「コントローラータイプ」は、効率と結果を重視し、自分の思ったようにスピーディーに物事を進めるタイプで、細かい指示を嫌う傾向があります。
私の場合、コントローラータイプによくありがちな「他人を思うように動かしたい」「コントロールしたい」という欲求はあまりありません。
一方で、「誰にもコントロールされたくない」という面は結構あると思っています。研修講師によると「コントロールされたくないコントローラー」もいるらしいです。
そのため、コントローラーである自分が部下の場合で、上司から仕事の指示をもらう場合、
- 大枠としてはこうなので、やり方は任せるよ。
という振られ方が、一番やる気が出て成果にもつながりやすいと思っています。
逆に「ここはこう」「そこはこう」みたいな「細かい指示&その都度報告」というスタイルだと、正直「だいぶやる気が下がる」と自覚しています (もちろん、あからさまに態度には出しませんけどね)。
一方で、「人の役に立ちたい」「誰かの役に立っている」というのがモチベーションの源泉だったりもします(サポーター的側面)。
サポーター上司との関わり方は?

ここで、記事冒頭の(おそらく)サポータータイプの上司の話に戻ります。
サポータータイプの特徴を確認してみると、
人の期待に応えようと行動し、対立を避ける傾向があります。そのためサポーターはつい「いい人」になってしまい、リクエストやお願いに対して「YES」と言いがちです。サポーターとのコミュニケーションでは言葉だけでなく、ノンバーバル(表情など)な部分にも注意する必要があります。また「合意」があることが彼らの行動の源になります。サポーターと何かをするときは、彼らが「合意」を確認できる機会を用意するとともに、彼らの貢献を明らかにすることで行動が促進されます。
引用元:Hello,Coaching!編集部 株式会社コーチ・エィ
そこで出てくるのが「合意」という言葉。
サポータータイプのリーダーは、独断専行で物事を決めたりするのを基本的に好まず、あくまで周囲の「合意」を前提に物事を進めていくタイプのようです。
人間関係を大切にする温かみのある方も多いですよね。
このサポータータイプのリーダーに対して、
- 〇〇さんがリーダーなんだから、さっさと(〇〇さんが一人で)決めて下さい。
- 決めるのが〇〇さん(リーダー)の仕事。私は決める立場にないので知りません。
的な言われ方をされると、サポータータイプのリーダーは非常にストレスを感じてしまうかもしれないですね。
逆にサポータータイプの部下の場合、放置せずにこまめに褒めるなど、「承認」してあげる事でより力を発揮してくれると思います。
「優柔不断な上司!」といら立ちを募らせるよりも、「もしかしたらサポータータイプ?」と考えてあげれば、接し方も工夫できるのではないでしょうか?
コミュニケーション改善のきっかけに!

職場や学校、家庭など人間関係で悩みがある方は多いと思います。
当サイトでは、転職関係の記事をメインに書いておりますが、会社を辞める「真の退職理由」の多くは人間関係だったりします。
色々悩んだ末に、結果的に退職となるのは仕方ない面もありますが、転職はリスクもあります。次の職場でうまく行く確実な保証はありません。
そうなる前に今の職場でもう少し何か工夫できないか?
前述したタイプ分けは、職場のコミュニケーション上の問題を改善するヒントの一つになるかもしれません。
もちろんタイプ分けが全てではありません。 こういう分類に抵抗を感じる方も当然いると思います。
血液型占いで人間をたった4種類に分類する事が難しいのと一緒で、タイプ分けで人を完全に区分する事はできません(同じコントローラーでも自分とは全然違う人間と感じる人もいます)。
ただ、「もしかしたらこういう人かな?」と仮説を立てて、接し方を工夫していくことで、これまでうまく行かなかった人間関係が変化する可能性だってあるかもしれません。
会社を辞めなくて済む方法を何でもいいのでまずは試して見る。それでも改善が見込めなければ転職を決断する。やるだけやった上での決断ならば、やむを得ない事だと思います。
職場に限らず、お互いを理解、尊重して気持ちの良いコミュニケーションをしていきたいですね!
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