こんにちは。最近記事の更新が滞りがちですが、今回は少し趣向を変えて「証明写真」に関してです。
転職活動で履歴書などに貼る証明写真、皆さんはどうやって調達していますか?
私は以前人事部で採用担当をしていて、送られてくる応募書類を沢山見てきましたが、これは人によって様々です。
- 写真屋さんなどで撮った証明写真
- 街中の証明写真ボックスで撮った証明写真
- 自分のスマホやデジカメで撮影した証明写真
大体は上の3パターンのどれかに当てはまると思います(1、2が多いと思います)。
ちなみに自分の場合、新卒の就職活動の時は「1」、その後の転職活動では「1」又は「2」でした。
見比べると「1」の仕上がりの良さは素人が見ても明らかですし、最初の印象は割に大切と考える方なので。
ただ最初にある程度費用がかかるのと、焼き増しが1枚200円(写真屋によります。もっと高い場合も)ぐらいかかるので、応募社数が多くなってくると結構負担が大きくなってくるんですよね。。
写真代を節約したい気持ち、分かります。。

これはさすがに節約しすぎ!
私が以前採用担当をしていた時に見た「さすがにこれはいかんでしょ・・」という節約パターンをご紹介します。
それは写真を貼った履歴書を自宅のプリンターでカラーコピーしたものを大量生産して各社に送るというのものです(写真部分もカラーコピーになる)。
確かにこれなら写真代はかかりませんよね。
実はこのパターンを見たのは一度だけではなく何度も見ています。
プリンターの性能が良く「結構仕上がり綺麗じゃん」と感じるものもあれば、インクが切れているのか色がかすれているものもありました。
いずれにしてもこの手法はやめておいた方が良いです。
写真部分までカラー印字されている応募書類を見た時に人事としてまず思った事は、
「写真代を節約したいのは分かるんだけど、本当にウチに来る気持ちがあるのかな?」
という事です。
中途採用の書類選考は人事だけで決めるというよりは、採用部署の部門責任者等とも協議して面接に来て頂く方を決めたりしますが、そうした方々の印象も同様に概して良くないです。
「さすがにふざけてるよね」との厳しい声を耳にしたことも。
そして記憶する限り、カラーコピーの人が書類通過した例をほとんど見たことがありません。
決して「カラーコピーしているから」落としているわけではなく、経歴の中身も総じてイマイチだったりすることが多かったと記憶しています。
履歴書の写真は面接が進むにつれて役員などの目にも止まりますし、良いものを使う方が良いのは言うまでもなく明らかだと思います。
「それでもあえてカラーコピーで出す」
これは推測ですが、このカラーコピーした履歴書を出してくる人たちも最初からウチを「ダメ元」で応募しているように思います。
ただそれも例えば、失業給付の受給要件を満たすための活動実績作りとか明らかに本気で内定を取る気がない場合なら(失礼とは思うものの)理解もできますが、
「ダメとは思うがあわよくば!」という気持ちならば、本当に時間と労力の無駄になってしまう可能性が高いと個人的には思っています。
「経歴の中身がもちろん第一。でもパッと見の印象も結構大切です」

私がやっていた節約方法
そうは言っても私も40歳を超えて来て、カラーコピーを出してきた人の気持ちもなんか分かるようになってきたんですよね。
よほど輝かしい経歴でもない限り、30代の頃と比べてもやはり書類選考が通りづらくなりますから・・(笑)結果無駄になる写真も多くなるわけです。
ちなみに私自身が以前転職活動した時にやっていたのは、
- 志望度の高い会社・・「1」写真屋さんで撮った証明写真
- 志望度が低い又はダメ元応募・・「2」証明写真ボックスで撮った証明写真
このように使い分けてました。「1」は私なりの勝負写真です(笑)。
私の場合そこまで節約方向に寄せていませんが、やはり多少は違います。そしてある程度「質」も維持できます。
「2」証明写真ボックスも最近は結構仕上がりが綺麗なので、これをメインにしている人もいると思います。
同僚の人事担当者に聞いた話など、あくまで私の知る範囲ですが、
・本人であることがきちんと分かる
・最低限のマナーを守っている(スーツ着用、背景色など)
この辺の基本が押さえてあれば、そこまで「写真の品質」にこだわる人事担当者は多くないように思います。
また、写真屋さんなら撮影時に表情やみだしなみについてアドバイスをもらえたりするのが利点でしょうか。
光の加減なんかでも結構変わってきますし、表情などから伝わってくる印象は結構大切かもしれません。
色々試して工夫してみて下さい。

海外の人は結構写真にこだわる!?
以前外資系企業の人事をちょっとだけやっていたことがあります。
そこで韓国の方の履歴書を何度か見たことがあるんですが、一般的な日本人とは写真の写り方が違います。
日本人は普通にスーツを着て正面を向いた写真が大半であるのに対して、体の向きは斜め45度にして男女とも髪型、表情もビシッと決まっています。
普段の彼らをオフィスで見ていた自分としてはまさに「最上の一枚」という感じでした。
この他にはフランス人の男性の方が新たに採用されたときに、IDカード用の写真を私が人事部のデジカメで撮影したのですが、おそらく写真の仕上がりが気に入らなかったのか後日、
「写真を持ってきました。この写真を使って欲しい」
と写真を持参してきました。本物の3割増し(失礼ですね)ぐらい「ソフィスティケート?」な1枚でした。
もちろんそれぞれの文化の違いもあるでしょうし、良し悪しの問題でもなく、単純に海外の人の方が写真にこだわる人が多いのかなーと個人的には感じています。
逆に日本人はそこまで写真にこだわる人は少ない。それならば、逆に張り込んでいっそ「最高の1枚」を作って差別化してみるとか??
まぁやりすぎは逆効果になるかもしれませんが、普段よりも髪型や表情などほんの少しだけ意識してみても良いのでは?
今回は以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました!