こんにちは。転職活動をしたことがある方は以下のような悩みを持つ方も多いと思います。
面接がなぜか毎回不合格。なぜ落ちたのかも分からない。
自分では普通に話せてると思うんだけど毎回「お祈り」。。何がダメだったのかな?
不合格の理由が分からなければ対策のしようもないですよね。わかります、私もそうでした。
私も以前人事で採用をやっていた経験もあってこうした記事を書いていますが、私自身が1転職者だった時に自分を客観視できず悩んだ時期がありました。
そこで今回は、現在転職活動中で面接に苦戦している方に取り急ぎチェックして頂きたい4項目を以下の通りピックアップしました。どれも自分だけでは気づくのが難しいものばかりです。
書類選考を通過している以上、内定まで到達できない原因は、必ず面接の中のどこかにあるはずです。それでは早速1つずつ見ていきましょう。
不合格理由1:話が長い
「話が長い」と一度でも言われたことがある方。これは面接の不合格理由として結構多いパターンです。
面接の対策本などでは「結論から話すこと」と書いてありますが、分かっていても難しいですよね。
私自身も元々話がやや長い方で、長年の仕事を通じて今ではだいぶ改善されましたが、新卒時の面接では結構苦労しました。
話が長くなる原因の一つとして、「はい」「いいえ」の結論の前に余計な前置きがついてしまう事はないでしょうか?
以下悪い例、そして良い例を見てみましょう。
退職理由を教えてください。
「まず前提を。実はうちの会社は〇〇な背景がありまして・・・(長々と説明)」
「退職理由」と聞いているのだが、いつ出てくるんだろう。。シンプルに”聞かれたことだけ”話してほしいな。。
退職理由を教えてください。
「退職理由は〇〇です。」(シンプルに)
「それは具体的にはどういうことですか?」
「実はうちの会社は〇〇な背景がありまして・・・(聞かれたら答える)」
このBadの事例のように結論の前に余計な前置きから始まってしまったりすることはないでしょうか?実際のところ、ご自身で「話が長い」と自覚していない場合も多いです。
こちらが長々と話している間の面接官の表情はどうでしょうか?口には出さないまでも何となくイライラしているような表情やしぐさは出ていないでしょうか?
多分それは本当にそう思われてしまっている可能性も高いです。
また、緊張して頭が真っ白になる人もいると思います。聞かれたことに答えるのに必死で「相手の気持ち」にまで気が回らないのもよく理解できるのですが、面接ではやはり不利に働く可能性が高いです。
本番に弱い方は、以下のような事前準備をしっかりやっておくことをおススメします。
- 聞かれそうな質問に対して自分の答えを紙に書き出す。
- 実際に口に出して話してみる。
- 時間を計って話してみる。
これを繰り返して暗記するほど覚えれば、極度の緊張状態でもだいぶマシになると思います。
他に「ちょっと考えてもいいでしょうか?」と面接官に伝えて、記憶を引き出す時間を確保するのも手です。多少記憶を引き出す時間がかかっても、ダラダラ纏まらない話をするより全然マシです。
そのためには苦手な人ほど事前に考えておく、準備しておくことが必須です。その場で考えて即興で簡潔に纏めて話すことは苦手な人にとっては難易度が高いですし、それができる方はおそらくこの記事を読んでいないでしょう。
有名なエレベータートークの話もあるように、実際の職場では忙しい上司に報告する際、端的に結論から話すことが求められると思います。
転職の面接も一緒です。これができないと報連相がきちんとできるのかな?コミュニケーション力は大丈夫かな?と思われてしまいます。端的な答えを反射的に答えられるレベルまで反復練習を徹底しましょう。
別記事で面接時の自己紹介の簡潔な伝え方について書いています。よろしければご覧ください。
不合格理由2:相手の質問の意図を理解していない
「あなたの信念は何ですか?」
「あなたの長所・短所を教えてください」
こういう質問があったときにどのように答えていますか?
「面接官はなぜそういう質問をしてくるのだろうか?」と考えてから答えていますか?
例えば、短所を聞かれたら、ただそのご自身の短所を伝えるだけでなく、「その短所をどのようにカバーしているのか?」といった考え方や意識を聞きたいのです。
「自分の短所を自覚して改善する意識がある」→実際の業務でも活かしてくれそう。
このように自分が伝えたい事だけを伝えるのではなく、相手から何を求められているのかを汲み取って回答する事を意識してみましょう。
それが出来ている人とできていない人では、聞く側の面接官の腹落ち感はまるで違います。
なお、事例であげた「信念」「長所・短所」については別記事でそれぞれ書いています。興味がある方はご覧ください。
不合格理由3:やる気が感じられない
面接中に自分が受け答えしている時の「表情」を意識したことがありますか?
面接などで不合格が続くと段々と自信がなくなり、面接での受け答えの際、
- 声のトーンが低くなる。ボソボソしゃべる。
- 表情が硬く明るさ(=覇気)がない。自信なさげに見える。
このようになっていたりします。これも自分では気づいていないことが多いです。
私自身も以前企業の人事部で中途採用の面接官をしていた経験がありますが、表情が明るく快活な印象を受ける方は、やはりそうでない方と比べて好印象です。
例え「カラ元気」でも良いので、やる気を見せるのは大切です。
不合格が続くと「どうせ受からないんだろうな。。」と思って投げやりになる気持ちも、私も経験があるのでよく分かります。しかし、そういった負の感情は思った以上に相手側に伝わっているものです。
余談ですが、米ハーバードビジネススクール(HBS)では、クラスで発言する際、「55%しか自信がない事でも、あたかも100%確信しているかのように自信を持って話すことが、評価を得るうえで大切」という文化があると聞きます(まぁここは日本ですが)。
面接中一度でも良いので笑顔を見せる。快活に自信を持って返事をする。
自分が不調だなと感じている時こそ多少オーバーに演じて下さい。ウソはいけませんが「自分を大きく見せる」。それぐらいの意識でちょうど良いと思います。
不合格理由4:退職理由に納得性がない
転職の面接での不合格理由で「退職理由に納得性がない」というのは実際のところ非常に多いです。本サイトでも退職理由に関する記事は色々と書いています(家庭の事情、残業、人間関係云々。)
個別の対策については長くなるので下記にリンクしてある各記事を参照して頂きたいのですが、いずれの退職理由にせよ、
退職する必然性を感じられない。簡単に会社を辞めてしまう人なのかもしれない。
退職理由が他責的で、ウチに入ってもすぐに辞めてしまう懸念がある
応募者が伝えた退職理由が、面接官に上記のように受け取られているため、不合格になっていると思います。
なお、当たり前ですが転職回数が多くなるほど面接官は上記を警戒します。いかに活躍してくれそうな人材であっても、早期に辞めてしまうならば採用する意味がありません。
人材紹介会社への紹介手数料(一部返金はありますが)や、採用活動に関わった人間の手間、社会保険料の折半分、研修費用など全てがパーです。当然企業側も慎重になります。採用する側にも責任があるのです。
この懸念を覆すため、「転職するのもやむを得ない」と誰もが納得できるように伝える事が大切です。
特に「他責的=(職場のせい、上司のせいなど環境のせいにしている)」は要注意です。自覚がなくともそのように伝わっている可能性があります。
今ご自身が面接で伝えている退職理由を相談できる家族や信頼できる友人がいれば話してみて、率直なフィードバックをもらいましょう。
なお、現職の同僚など職場関係には自分が転職活動していることを絶対に話すべきではありません(どこで漏れるか分かりません)。
- 退職理由に必然性はあるか?(=やむを得ないと思えるか?)
- 退職理由が他責的になってないか?
まとめ & ご案内
面接で不合格になる理由と至急チェックすべき4つのポイントについて書いてきました。
不合格になっている理由が分からないまま面接を受け続ければ、当然結果も出ないため自信もなくなりテンションも下がるという悪循環に陥りますし、非常にストレスも溜まると思います。
本記事の内容も参考にしてみて頂けたら幸いです!
また、退職理由の答え方や様々な質問への回答方法について、下記に関連記事のリンクを貼っておりますので、ご興味があればご覧下さい。
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