経験スキルが高ければ良いわけではない
「転職を成功させるためには高いスキル、能力が必要、高ければ高いほど良い」
これって正しいと思いますか?
これはある意味正しいのですが、1つ条件がつきます。
「募集ポジションの要件内に当てはまっていること」
です。これはどういう意味か?
例えば、前職で課長職を務めたような40代の転職希望者がいたとします。
この方は、マネージャーポジションは自分の能力的、マインド的に合っていないとずっと感じていたため、次の職場ではプレイヤーに戻りたいと考えています。

お、事務担当者の求人か。給与はだいぶ下がるけれど、仕事的には自分に合ってそうだ。この求人に募集年齢は書いてないけど、どうも若手を想定しているような・・・。まぁ、でも担当者としての実力と経験なら若手に負けるわけないだろう。よし、応募するか!

お、なんかやたら年齢も実績も想定より高い人が応募してきたな。しかも管理職までやってた人がなぜ担当者を希望するのかな?うちの管理職より年齢が高いし、なんか使いづらそう。興味はあるけどちょっと”オーバースペック”だな。
この方が面接に呼ばれるかどうかは他の応募者の状況にもよるのでわかりませんが、書類選考で落ちてしまう事も十分にあり得る事です。
「実務能力は明らかに他の候補者よりも高いのに落ちる」
今回の求人では「若手のそこそこ経験がある担当者レベル」を求めているので、その範囲内で能力が高いのは大いに歓迎されるでしょうけれど、
さすがに管理職を飛び越えるような年齢や能力を持った場合になると、「使いづらい」「組織のバランスが崩れる」といった見られ方をしてしまう事もあります。
自分より年上が上司になるのを気にしない方もおりますが、逆に上司から見ても年上の部下を注意するのは気を遣いますし、使いづらいと思われる可能性は大いにあります。
このようにオーバースペックというのは決して誉め言葉ではありません。
もちろんこれは極端な例です。管理職経験者が担当者として転職することはできないという事ではありません。
例えば管理職経験者が浅い方などで、いきなり転職先でも管理職からスタートさせるのに慎重になる方も中にはいるでしょうし、企業側でも「少し様子を見てから」というケースもあると思います。
いずれにしても企業側では通常、「今よりもポジションを落としてもOK」「今よりも大幅な給与ダウンも容易に受け入れる」というのはやや不自然かつ引っかかる部分ではあるため、
質問された場合は納得できるような説明が必要になってくると思います。

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