合格者が語る「社労士試験」”半”独学!?勉強法 vol.4

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直前期(続き):弱点の再確認と理解の定着

本記事は、社労士試験の学習方法に関する記事の最終回(4/4回)です。前記事では、直前期の暗記科目(安衛法、労一、社一)の学習方法についてお伝えしました。

今回の最終回では、前記事で述べた安衛法や一般常識の詰め込みと並行して行うべき、主要科目の総仕上げについてです。内容を忘れていたり、理解があやふやな部分を洗い出して潰していきましょう。

直前期に私自身が取り組んだ内容は以下になります。

主要科目の仕上げ
  1. これまで3~4周回してきた問題集で間違えたところだけをもう1周回。
  2. 模試、答練で間違えた箇所の復習。
  3. 語呂合わせ暗記本の活用

以下補足していきます。

模試&答練の受験と復習

直前期には、各資格予備校では模試や答練を実施しています。前記事でも書きましたが、出来れば模試だけでも受験する事をオススメします。

これまで問題集を何周もしてきて、かなり実力はついてきていると思いますが、「何度も見た問題」であるのも事実です。ここで新たな問題に触れる事で、改めて「間違えた問題=あなたの現段階での弱点」を浮き彫りにすることができます。本試験のつもりで受けましょう。

そして、模試を受けて一喜一憂するだけでは効果は半減です。必ず復習しましょう

模試で間違えた箇所は、これまで周回してきた問題集の不明点と併せて単語帳やノートに一本化してしまえば、今後はその単語帳を復習するだけで済むのでおススメです。

また、理解が曖昧な箇所は「図に書いてみる」事をオススメします。例えば「雇用保険の基本手当の所定給付日数」は全て完璧に頭に入っていますか?テキストを見るだけでなく、実際に自分で書いてみると理解がより確実になります(図で覚えていれば、どこを抜かれて問われても対処できます)。

私の場合、この他にも「在職老齢年金の計算式の違い」や「厚生年金の被保険者の種別ごとの同意と認可の違い」※など、個人的に曖昧な箇所は図に書いて覚えるようにしました。

※私が受験した平成25年当時の話です。現在の重要度や、弱点に応じてご自身の選択と責任でお願いします。

纏めると、復習したい内容を以下のようにできるだけ一本化して、そこにどんどん追加していく。そして本試験までにこれらを定期的に復習するという仕組みを作る事で、効率的に記憶の漏れを防げるのでおススメです。

月1回定期的に復習
  • 問題集、模試、答練から拾った間違い箇所が集まった単語帳
  • 丸ごと覚えたい図のリスト

市販の語呂合わせ本の活用

ここまで色々学習してきても、「どうしても覚えられない内容」というのが社労士試験では存在します。

私の場合、直前期にはこうした内容を無理矢理詰め込む目的で、市販の「語呂合わせ暗記本」を通勤電車などで読んでいました。語呂合わせで有名なところでは、割増賃金の計算から除かれる賃金・手当の覚え方で、「勝つべし住宅にリーチ」とかありますよね。

他に聞いたこともないような語呂合わせも沢山出てきましたが、とにかく「覚えた者勝ち」です。多少意味不明な語呂合わせでも、使えそうなものは使いましょう。

おわりに

社労士試験の学習方法について、私自身の体験を元にお伝えしてきました。確保できる時間や費用は人それぞれだと思います。

私自身は2回受験しているため、1度目の貯金が多少あったのは良かったものの、それでも直前期にはやることが増えすぎて時間がなくなり、選択式の問題演習などはあまり力を入れる事ができませんでした。

それでも常に冷静に「今、自分が足りないのはどこか?」を意識して、本試験当日まで記事に書いたような手法で「記憶の穴を塞ぎ続ける」事を考えて学習を続けた結果、無事に合格することができました。「試験当日に見返した、たった1つの内容が1点につながり、それが貴方の明暗を分けるかもしれません」の意識です!

タカセ
タカセ

本記事は以上です。社労士試験の勉強は大変かもしれませんが、合格できれば未来が変わるかも!?是非、頑張ってください!

本記事は、筆者の受験・合格経験を元に書いておりますが、学習方法の向き不向きは人それぞれです。社労士試験の合格を保証するものではありません。内容の取捨選択は全てご自身の責任においてお願いします。

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