面接の最中の「合格フラグ」、「合格サイン」とも言いますがネットにも色々な情報がありますよね。
「勤務条件や入社可能日など細かい事まで聞いてきたら合格」
「面接官がプライベートの話などしてきたら合格」 など
逆に「不合格フラグ」としては、
「面接時間が極端に短かければ不合格」
「こちらの質問に対して面接官が素っ気なければ不合格」 など。
他にも色々ありますよね。この中でどのフラグが信ぴょう性が高いのか?
私自身もかつて転職の面接を何度も受けましたし、人事部で採用面接も経験しました。
私が面接を受ける側で、いわゆる合格フラグとして言われているような、
「この面接は割と良い雰囲気で進んだなー」と感じていた場合でも不合格だったり、
「入社可能日など色々聞いてきたので、今回こそ通過かな?」と期待していたらその後何の音沙汰もなく不合格だったり。
結局どれも最終的な合否が来るまでは「何とも言えない」というのが正直なところです。
どの応募者に対してもにこやかに笑顔で面接を進める方もいますし、中途採用の場合は特に「前職の経験がよりマッチする候補者」が他に出てくれば、自分がどんなに面接で過去イチのパフォーマンスを出しても落ちてしまいます。
そうはいっても合格フラグが全く信用できないという事ではありません。
今回は自分が実際に面接を受けた中で「あ、これは受かったかも」と確信し、実際にそうなったケースを紹介したいと思います。
”役員が”「ウチに合っている」と発言

先述のように、いわゆる合格フラグは余程明確なものでない限りは「あまり信用できない」というのが個人的な立場です。
まず前提として「面接がかなり良い雰囲気で進んでいる」のは絶対条件で、
それに加えて「確実性の高いサインが出ている」ぐらいではじめて合格フラグとして認識できる感じでしょうか。
以前ある企業の転職の面接を受けた時、1対4の囲み面接でした。
私の職種は人事系でしたので、1次面接官は人事課長、人事部長、経理課長、管理部門役員の4名。
(たしか人事係長ポジションの応募だったかと。1次からこんなに大勢で・・(汗))
転職理由や自身のこれまでの経験など質問の流れに沿って応えて行く。

業務的には未経験な分野もあるようだけど?

はい、経験分野は即戦力として成果を出せます。未経験の部分は入社後にキャッチアップします!

どうなの?やれそうなの?

やります。

どのぐらいでキャッチアップできると考えてますか?

半年ください。

OK、わかりました。これまでのやりとりを聞いていたんだけど、キミは結構ウチに合っていると思うんだよね。

まぁ次はちょっと社長に会ってもらおうと思うんだけど、今の他社の応募状況はどうなの?

御社の他に実は1社最終選考の結果待ちが1社あります。

そこと比較してウチの志望度は?

正直どちらも志望度が高く迷う部分もございますが、御社の業務内容には大変魅力を感じています(実際には他社が第1志望だった。。。)
記憶を辿ると確かこんなやりとりでした。このやりとりでは最初は4名に囲まれて固い雰囲気で始まったのですが、最後あたりには雰囲気も和んできて上記のように合格フラグがバンバン出ていました。
- 役員が「ウチに合っている」と言っている。
- 次の選考(社長面接)の話が出ている。
- 他社の応募状況を聞いてきている。
そして帰り際には皆様に丁寧にエレベータまで見送って頂きました(私はほとんど信用していませんが「見送りの有無」も一般的に合格・不合格フラグと言われているようです)。
さすがにこの面接は合格を確信していました。そして早速翌日に転職エージェント経由で合格の連絡が来ました。
私自身の人事部採用担当者としての経験、さらには転職者として何度も面接を受けた経験から「評価の高い合格」の場合は結果の連絡が早い傾向です。早いというのはそれこそ当日の夜だったり2~3日中には来る感じです。
この「面接結果が来ない」「遅い」理由に関して、本サイトでは以下3つの記事を書いております。それぞれ違う切り口で書いておりますので、よろしければご覧ください。



まとめ

先ほどの面接のやりとりで私が合格を確信したのは以下の3点の理由からです。
- 役員という面接官の中で一番の意思決定権者である方が「ウチに合っている」と言っている(=意思決定権者が発言しているならかなり強めの合格フラグ)
- 同様に役員が「次は社長に会ってもらうから」と「次の選考の案内」をしている。(=役員から1つだけでなく複数の合格を匂わす発言があった)
- 役員以外の(実際に実務で関わる事になるであろう)他の面接官の感じも悪くなく、面接の場の雰囲気も良好である。
そしてこの合格フラグを「誰が発信しているか?」も重要です。面接官が複数いた場合に誰が意思決定権者なのか?その方が発した合格フラグであれば、より強いサインになります。
「しかるべき人が複数の合格フラグを発している」
「 他の面接官の雰囲気も総じて良好 」
逆に先述のような強いフラグが発信されていない状態で「他社の応募状況」などを事務的に聞かれる場合もありますが、面接の流れの中でただ何となく聞いているだけの場合もあるので、これ単体では「強い合格フラグ」とは言えなかったりします。
「何となく良い雰囲気だった」
「入社可能日を聞かれた」
など単体のサインを「もしや合格フラグ?」と期待して”お祈り”されたことがこれまで何度あった事か。。。
期待したくなる気持ちもとてもよくわかりますが、私自身も転職の面接を100回ぐらい受けて来た中で、今回記事で書いたような強いサインの合わせ技ではじめて合格フラグとして信じられるかなぁというあくまで個人的な印象です。
合格フラグを信じる事で少しでも気持ちが前向きになれるならば信じてみるのも良いのかもしれません。参考になれば幸いです!