「TOEIC L&R 出る単特急 金のセンテンス」を私がおススメする理由

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今回は、私がTOEIC学習のボキャブラリー強化の目的で使っている「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス」についてご紹介します。

私のTOEICの最高スコアは815点ですが、700点を超えたあたりからこの金のセンテンスで勉強して単語力を強化しました。

ちなみにTOEICの単語と言えば、「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」(金フレ)の方が人気もあって有名ですよね。

私も「金フレ」は改訂前のバージョンで昔勉強したのですが、本記事は金フレではなく金のセンテンスのご紹介となります。

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「金フレ」と比較した「金のセンテンス」の特長、難易度

本項では有名な金フレと比較しながら、金のセンテンスの特長や難易度をご紹介します。

金フレは、著者自身の豊富なTOEIC受験経験を元に独自に作成したデータベースから厳選した1,000語の見出し語を「日→英」の穴埋め形式で学んでいくスタイルでした。

具体的には、左側のページに日本語とそれに対応する短文が穴埋め形式で掲載されており、右側のページにその答えとなる見出し語とその関連語や覚え方のコツなどの備考欄で構成されています。

それに対して、金のセンテンスは金フレの見出し語1,000語を含む、TOEICに出る約1,500の単語、表現が360の英文に纏められています

【注意】上記の例文は本書と全く関係のない、文字数だけ揃えた単語の羅列です(作成:Chat GPT)

上図は金のセンテンスのイメージです。見て分かる通り、最初に日本語ではなく英文が出てきます。この英文は金フレより長く、上限23語までの短文形式となっています。

これはTOIECパート5の文法問題の中でも長めの文字数と同程度にしてあるという事で、金のセンテンスの構成面での大きな特長になっています。

そして1つの英文の中に3~5語ぐらいの見出し語が含まれており、文章の中で見出し語を覚えていくスタイルです。このように構成面における金フレとの違いは明らかです。

また、金フレの推奨レベルはTOEICスコア500点以上です。一方、金のセンテンスにはTOEIC○○○点以上という明確な記載はありません。

一方で、「高校基礎レベルの単語を既に身につけている」「すでに金フレを終え、語彙力を更に補強したい方」とあるので、金フレと同じか少し上のレベルを想定しているのかなと思われます。

以上をふまえ、金のセンテンスを10周回してTOEIC800点を取得した私個人の意見としては、TOEIC600点以上の方が800点を目指すための本だと思っています。

金のセンテンスを何度も周回して完璧にするぐらいやり込めば、単語に関してはTOEIC800点を取るのに必要十分かなと思います。

今後TOEIC900点、さらにその上を目指す方は、黒のフレーズや暗黒のフレーズも良いと思います。

「金のセンテンス」を私がおススメする理由

私が実際に「金のセンテンス」をやってみて、オススメしたい理由は以下の2点です。

英文の中で単語を覚えられる

金フレのように、単語は単語の学習として割り切るやり方も個人的には嫌いではなく、金フレや究極の英単語3などを何周回もしています。

一方で、金のセンテンスのように英文の中で単語を覚えていくスタイルは、「英語を英語のまま理解する」「単語の勉強をしながら色々な力を伸ばせる」という点で優れており、私はとても気に入っています。

「金のセンテンス」の360個の英文の中には、TOEIC L&Rのパート5やパート7あたりに出てきそうな英文も含まれるので、単語を学びながらリーディング力も自然に上がっていくのが実感できます。

私が金のセンテンスの学習時に常に意識している事は、「英語の語順のまま前から読む」「戻り読みしない」です。これが自然にできるようになると速読力の大幅アップにつながります。

一方、一つの文章が「金フレ」よりも長めになる分、基礎的な単語力が不足していると文章を理解するのに時間がかかり、かえって非効率になりそうとも感じました。

この”文で覚えるスタイル”という点こそが、金フレよりもやや上のレベルという意味なのかなと両方やってみての感想です。

このあたりを踏まえて、TOEIC800点取得に向けて金のセンテンスなのか金のフレーズなのかを選択していく形になると思います。

無料音声によるリスニング対策ができる

こちらは「金フレ」と同様ですが、お手持ちのスマートフォン等に音声ファイルを無料でダウンロードして聴くことができます。

一度目を通した音声を聴くことで単語の復習にもなりますし、音読リピーティングシャドーイングをする事でリスニング力アップにつながります。

特に金のセンテンスの英文は、リスニング力と短期記憶力を鍛えるリピーティング学習にちょうど良い長さです。私はリスニングセクションのパート2対策として、金のセンテンスの無料音声を用いたリピーティング、シャドーイングを何度も繰り返しました。

とりわけ金のセンテンスは、TOEICに出やすい英単語に絞って作られている英文集です。これらの英文を目だけでなく耳にも残しておくことで、試験本番で「あ、なんかこれ聞いたことある!」という機会も増えてきます。

そして以下は金のセンテンスに限らず、リスニング学習でとても大切な事だと思うので載せておきます。

  • ただ英文を聞き流すだけでは、リスニング力は向上しません(ましてや、初めて耳にする英文なら尚更です)。
  • 必ず復習しましょう。それも黙って読み直すだけでなく「声に出す」事を意識して音読やシャドーイングなども取り入れた復習をしましょう(実際の発音と自分の理解がズレているとリスニングは絶対聴き取れませんし、せっかくの努力も半減してしまいます)。

おわりに

「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス」の特長や難易度、おススメ理由などについて金のフレーズと比較しながら紹介させていただきました。

私は金のセンテンスのおかげでTOEIC800点を取れたと思っておりますし、非常におすすめできる本だと思っています。

一方、単語帳の好みは人それぞれです。今回ご紹介した金のセンテンスやZ会の速読英単語など、文章の中で英単語を覚えていくのを好む方もいる一方、単語は単語だけで覚えたいという方もいます。

本記事のほか、他のレビュー記事や書店での立ち読みなどもして頂き、貴方にあった最適の一冊を見つけて下さい!