こんにちは。今回は、「TOEICのリスニング学習法」についての記事です。
私が英語の勉強を始めたのはかれこれ10年以上前ですが、最初に受けたTOEICは370点でした。知人に「TOEFLのスコアじゃないよね??」と言われる始末でした(笑)。
ちなみに私の現在のTOEICスコアは最後に受けたのが2年前で775点です。
そこから社労士試験受けたりと、途中だいぶ中断してるのですがコツコツやってきました。ちなみに私の目標は、300点台の時からずっと変わらず「800点」です!
800点を取得した後は、テストよりも会話重視にシフトしようと思っています。
しかし、目標達成まであと少しのところで、また2年間も放置してしまいました。
最近再び学習意欲が湧いてきて、1日最低30分は時間を取って英語を勉強しています。7月から始めてちょうど半年過ぎました。
そこで、ちょうど私が今取り組んでいて効果を感じているリスニング学習方法をご紹介したいと思います。
現在TOEIC400~600点ぐらいの方で、リスニングの勉強が思うようにいかないと感じている方に参考になればと思います。

簡単に言ってしまうと「TOEIC公式問題集を使ったTOEICリスニング学習で効果を出すために、何を意識して、どのように学習しているか?」という内容です。

リスニングが伸び悩む原因は何なのか?
まず最初にリスニングが伸び悩む原因を考えてみます。おそらく同スコア帯の方なら同意できる部分も多いのではないかと思います。
ちなみに、以下は私自身も発展途上のためはっきり分からない部分なのですが、
「リスニングパートで450点以上取る人は、パート3・パート4の英文をどの程度理解しているのか?ほぼ完ぺきに聴きとれた上で設問も難なく解けているのか?」
(設問を解くだけなら、英文を全て詳細に聴き取れなくとも何とかなる場合も多い)
ちなみに私はリスニングは380~390点ぐらいです。私自身が英文を聴いている感覚としては、
- TOEICのパート3、4の英文は非常におおまかだが、何を言っているかは分かる。
- おおまかにでも話の内容が掴めて、問題の先読みなどをしてキーフレーズを掴んでおけば、設問にはある程度は対応できる(3問全て塗り絵にはならない)。
- 逆に、英文を詳細には聞き取れていない箇所も結構沢山ある。
- 構文が複雑になる、又はリンキングされると途端に置いていかれる場合がある。
完璧に聴き取れないのはもちろん、細かい箇所は結構おぼろげだったりするので多分リスニングとしては失格のレベルだと思います(2回聞くとだいたい分かるんですけどね(笑))。
ちなみにTOEICウェブサイトのレベル別評価の一覧表では、それぞれのスコアレンジ毎の強み・弱点について記述がありますが、こちらともだいたい合ってる感じがします(275~375点の所)。
おそらく、450点以上の方は英文はほぼ内容については詳細も含めて聴きとれていると推測します(一言一句までかはわかりませんが)。
この差こそがまさに私自身のリスニングにおける現在の課題だと思いますが、簡単に言うと以下の点でレベルが足りていないと推定しています。
- 英語を英語のまま理解する(=日本語に訳そうとする)
- 英文を戻り読みしている(=読むのが遅くなる)
これはスコアに関わらず、全ての英語学習者の方が少なからず感じている事だと思います。
もちろん英語ネイティブではないので、これを完璧に克服するというのはまず不可能です。
しかし、少しでもこの「英語を英語のまま理解する」範囲を広げていくために効果がある学習こそが自分には今必要だと思っています。

「英語を英語のまま理解する」ために
「英語を英語のまま理解する」
これについて、私が以前英会話教室に通っていた時の先生が言っていた言葉で印象に残っている言葉がありました。

例えば、「Good Evening!」の意味は「こんばんは!」と誰でも直感的に理解できると思います。これを「良い夕方」とわざわざ訳す人はほとんどいないと思います。これが英語を英語のまま理解している状態です。
だとするならば、「Good evening」は一単語にすぎませんが、これをもう少し広げて、よく使う基本的な短文を同じように「日本語を介さずに理解できるようにする」練習をすれば良いというわけです。
基本的な英語のフレーズを沢山インプットして自分のものにする事で、頭の中で日本語に訳す部分を少しでも減らしていく。そしてこのインプットの蓄積が結果的にリスニング力、リーディング力の底上げにつながる。

「声に出す学習」を取り入れる(音読、シャドーイング)
それでは、この「英語を英語のまま理解する」ためにはどういう学習をすれば良いのか?
ちなみにこれまで私がTOEICの勉強でしてきたことと言えば、以下のような内容です。
- 英語字幕付きで海外のニュース(BBC 6minutes English etc..)などを聴く。
- TOEICの公式問題集を解いて答えあわせ、復習
- TOEIC用単語帳の暗記
勉強する場所が通勤電車だったり、図書館だったりというのもありましたが、共通しているのはどれも黙々と聴いたり読んだりするだけだったんですよね。
もちろん、これらの学習はある程度の効果をあげているわけですが、インプットの効果を更にあげるためには、やはり声に出しての「音読」や「シャドーイング」も必要になってくると思います。
難しい文章である必要は全くありません。私は「TOEIC公式問題集」で基本英文のストックを増やすべく、日々学習しています。

「TOEIC公式問題集」を使った私の学習法
TOEICを目標にする以上、TOEICの公式問題集で学習するのが一番効率的です。このうち、まずパート2(短文応答)に着目します。
パート2の問題をまず1度何も見ずに試験さながらで解いてみます。
パート2は全部で25問ありますが、どのぐらい正答できますか?800点を目指すなら8割ぐらいは正解したいところです。
ただ、これはあくまで練習なので、正解率にこだわるよりも「英文を全て正確に聴き取る」にこだわります。
12.You went to that museum last weekend, didn’t you?
(A)I saw him on Sunday.
(B)I didn’t have time.
(C) For a few months
TOEIC® テスト 公式問題集 新形式問題対応編「テスト1」パート2より引用 発行:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
これは公式問題集パート2からの引用です。正解は「B」ですが、付加疑問文です。
これも言い慣れていないと、「ん?何だっけ?」となりますよね。これを日本語で考えている間に置いて行かれます。パート3、4なら尚更です。
これは先述のように、英語を英語で理解するための慣れが足りないのが原因だと思います。
そこで、この短文を自分の中で日本語に訳さなくとも意味がスーッと入ってくる事を目標として、
- 声に出して繰り返し音読する
- シャドーイングする
- ディクテーションする
事を繰り返します。
パート2の短文は頻出の疑問文や言い回しなども多く含まれるので、徹底的に定着させることで、TOEICのリスニングだけでなく、英会話の基礎固めにも役立つと思います。
ちなみに、シャドーイングとディクテーションはどちらが先でも構いません。私は先にシャドーイングをしていますが、逆の人もいると思います。
パート2が終わったらパート3・4に移行して同じように繰り返します。
繰り返しになりますが、私は常に以下を意識した学習をしています。
- (読むだけでなく)必ず声に出して定着を図る。
- 英語を英語のまま理解する(聞いた後に日本語に訳してないか?)
- 先頭から英文を読んで自然に意味が入ってくるか?
特に声を出した学習に重点を置いているため、学習場所は自宅中心になりました。
通勤電車では既に定着した英文を聴いて復習したり、単語帳を使って暗記する時間にあてています。
今回ご紹介した「声に出す」学習方法ですが、個人的には手ごたえを感じています。
学習方法は合うあわないもありますが、良ければ参考にしてみて下さい。
本記事は以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました!