【転職】適性検査に事前準備は必要か!?

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適性検査対策

言語・非言語検査対策

SPI3を例に話を進めますが、各問題はそれほど難しくないです。中には言語・非言語とも満点近く取る方もいます。

しかし、先述のように新卒やコンサル、外資金融など一定以上の知的水準を求められるような一部業界、職種を除けば「言語・非言語で7割を取れるぐらいに対策すれば十分」というのが本記事の主旨です。

もちろん時間が充分ある方は、満点目指してきっちりやって頂きたいですが、そうでない場合、テスト対策はほどほどにして、面接対策をしっかりやる方が内定は近いと思います。

それをふまえて、適性検査の対策本を1冊ご紹介しておきます。自分も以前このシリーズで対策しました。 昔学校で学んだ最低限の国語・算数力があれば1冊やると記憶がだいぶ蘇ると思います。

SPI3には幾つかの受検方式があります。主要なものとしては「テストセンター」「WEBテスティング」「ペーパーテスト」です。これら3つの受検方式への対応を意識した基本となる1冊です。

次に、学習する上で意識した方が良いと思う事を以下に記載します。

普段電車通勤されている方は、電車内のスキマ時間に勉強すると大変効率は良いのですが、経験上、非言語の計算問題は本に目を通して頭で解き方をイメージするだけでなく、実際に紙に書いて計算までやらないと定着しないと思います。

忙しくて時間がない方は1日1問ずつ、時間にして10分~15分でも良いので、机に向かって学習してみて下さい。

そしてもう一つ、学習する上で重要なポイントは「回答スピード」です。問題演習する際は必ず時間を計って、回答目安時間内で解く意識で学習する事を強くお勧めします。

特に、「昔新卒の就職活動で紙のSPIを受けたのが最後で、その後全く転職活動をして来なかった」等、WEBテストに慣れていない方は、本命企業の受検前に一度WEBテストを体験しておいて下さい。

紙と違ってWEBは「待ってくれない」んですよね。

1問あたりの回答時間が決まっており、それがパラメーターで表示されて砂時計のようにどんどん減っていきます。パラメーターがなくなると強制的に次の問題へ遷移していきます。ペーパーテストのように「まずできるところから解いていくか」みたいには出来ません。

「え、終わり?もうちょっとで解けたのに・・」私も以前、初めてWEBテスティングを受けて焦ったのを覚えています。

SPI3に限らず、どの適性検査にも共通して言える事ですが、限られた時間の中で沢山の問題を解かなければなりません。「じっくりと考えて解く」のではなく、「テンポよく反射的に解く」事が求められます。ですので「じっくり時間をかければ解ける」というのはあまり意味がないです。

以上を意識してSPI3の対策本を1冊仕上げる。更に復習でもう1~2周まわしてからコンスタントに7割取れれば、最低限の対策としては十分じゃないかと思います(到達度に応じて復習の回数を増やしたり、苦手分野の克服など、調整してみて下さい)。

性格・職務適性検査対策

私は以前人事部で中途採用の担当をしていましたが、私がいた人事部では性格・職務適性検査の調査結果は面接の際の参考資料として重視していました。

私の会社では性格検査の結果だけで足切りする事はなかったですが、面接時に質問のきっかけにしたり、面接での受け答えの印象と差異が無いかなどを見ていました。初見の相手をより正確に知るために重視している人事担当者の方も多いと思います。

そして、検査結果のどの指標を重視しているかは企業や職種によって異なります。

わかりやすい例でいえば、ベンチャー企業の営業職などでは、検査結果から出てくる「自立心」「達成意欲」などの指標が重視されますが、安定企業などでは「協調性」「規律性」などが重視される傾向です。また、「事務職」では「正確性」も重視されるでしょう。

このように適性検査に対する企業側の期待値や思惑は色々ありますが、受検する側として心掛けておくべきことは、自分を無理に良く見せようと意識して回答をするのではなく、自分の感じたままに正直に回答す事に尽きると思います。

学歴や能力が高くても価値観や職務適性が合わなければ、期待通りに活躍できないばかりか、最悪早期離職に繋がってしまう事を企業や人事部も理解しています。

応募者としても自分に合わない会社に無理に内定を得る事が目的ではなく、自分に合った会社で長く活躍する事が目的のはずだと思いますので。

また、性格検査には「ライスケール(ウソ発見器)」の問題が仕込まれている場合もあります。

例えば、

「私は人生で一度も嘘をついたことがない」→「はい」(「そんなことはありえない→嘘つき」とみなされる)など。

人事部が受け取る検査結果レポートには「回答の信頼性」という項目もあって、嘘をついた回答は分かってしまう場合もありますし、印象が悪くなります。こうした点からも正直に回答することをおススメします。

本記事は以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました。