【コラム】週休2日と完全週休2日の違いについて

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完全週休2日制と週休2日制の違いについて

労働基準法35条では「使用者は、労働者に対して、毎週少なくとも1回、または4週間に4回の法定休日を与えなければならない」としています。

時代の要請もあり、現在は週休2日が主流になっていると思いますが、同じ週休2日でも「完全週休2日制」と「週休2日制」があります。

両者は一見表現が似ていますが、内容は全く異なります。求人票を見て企業を応募する際には注意が必要です。

完全週休2日制とは?

完全週休2日制

週休が毎週必ず2日間あるのが完全週休2日制

この場合、1年間の週数は概ね52週ですので、「52週×2日=104日」の休日は最低限保障されることになります。この完全週休2日制に年間15日程の祝日が加わると、年間休日数120日前後になります。

なお、注意すべきは完全週休2日制といっても休日は土日とは限りませんし、祝日が必ず休みとも限りません。求人票に「完全週休2日制(土、日、祝)」のように書いてあれば、曜日も指定されており、いわゆるカレンダー通りの休みであると言えるでしょう。

週休2日制とは?

週休2日制

週休2日の週が少なくとも月1回以上あるのが週休2日制

この場合、1ヶ月が4週だったとして、うち1週だけが週休2日、それ以外の3週は週休1日だったとしても週休2日制です。この場合、年間休日ベースで見ると完全週休2日制とは全く日数が異なって来ます。

逆に4週のうち1週だけが週休1日、それ以外の3週は週休2日という場合もあり、これらの取り決めは曜日も含めて企業ごとに全く異なります。週によって曜日が変わる場合もあるので、事前にきちんと企業に確認するようにしましょう。