TOEIC800点が暗黒のフレーズをやってみた。難易度、特長などをレビュー

★本記事はアフィリエイトを利用しています。

今回は、TOEIC L&R TEST超上級単語特急暗黒のフレーズ(以下、暗黒のフレーズ)を7周回したので簡単にレビューしてみたいと思います。

私自身は、TOEIC815点、英検準一級のごく一般的な英語学習者です。留学経験なし、仕事での使用経験なしで現在も900点を目指してコツコツ独学しています。その一環として暗黒のフレーズに挑戦しました。

今回レビューする暗黒のフレーズの他には、以下のような単語帳の学習を終えています。

※姉妹書の位置づけの黒のフレーズは私はやっておりません。

なお、私自身まだTOEIC900点を取得できていないため、「暗黒のフレーズで800点から900点行けました!」みたいな分かりやすい成果は現段階でお伝えできませんが、暗黒のフレーズはかなり周回したので、本の特徴や難易度、どういう方におススメできるかといった感じでレビューしてみたいと思います。

それでは本題に入ります。

スポンサーリンク

暗黒のフレーズとは?

暗黒のフレーズは、2007年以降100回以上連続でTOEIC L&Rを受験している著者が独自に書き留めた4,000語以上の語彙ノートをベースに作り上げたTOEICに特化した単語帳です。

TOEIC L&R TEST 超上級単語特急 暗黒のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

新品価格
¥935から
(2023/12/11 14:59時点)

黒色の表紙は姉妹書の黒のフレーズと似ていますので、買い間違えにご注意ください。見出し語は1,000語で金のフレーズ、黒のフレーズと同じです。そして同様にそれに付随する派生語や関連語で構成されています。

そして、暗黒のフレーズの最大の特徴は、1,000語の見出し語のうち100語は未来語、つまりこれまでTOEICに出てきていないが、今後出て来るであろう単語を予測して収録してあるというところです。

姉妹書の黒のフレーズと明らかに違うのは、この未来語が収録されている点ですね。

暗黒のフレーズの難易度は?

次い暗黒のフレーズの難易度ですが、1,000語の見出し語が4つのランクに分けられています。

Aランク:600点から800点レベルの「やや難」単語
Bランク:800点から900点レベルの「難」単語
Cランク:900点から950点レベルの「超難」単語
Sランク:950点から990点レベルの「鬼難」単語

引用元 「TOEIC L&R TEST超上級単語特急暗黒のフレーズ」 藤枝暁生著 朝日新聞出版

このレベル設定の通り、暗黒のフレーズはTOEIC600点レベル~990点狙いの学習者まで幅広く想定しているとの事です。

様々なネット情報などを見ると、暗黒のフレーズはTOEIC900点~満点狙いの人がやるべき単語帳という位置づけで登場する事が多いと思います。

実際TOEIC800点の私がやってみての個人的な印象は、800点までなら金フレor金のセンテンスで充分という印象です。理由はシンプルで私が金のセンテンスだけで800点を取れたからです。

金のセンテンスもかなり周回を重ねてある程度は習得できたと自負した状態で暗黒のフレーズに挑戦しましたが、それでも結構やりごたえがありました。

特にSランクの単語は非常に難しいです。究極の英単語3を終えて、英検準一級の単語セクションではコンスタントに8~9割は取れていましたが、それでも意味の推測さえできない単語もちらほら出てきます。

暗黒のフレーズのSランクに限って言えば、確かに900点以上の方が990点満点を目指すための単語帳と言えると思います。

とはいえ、振り返ってみると暗黒のフレーズのA~Cランクまで(Sを除く)の単語は、最近の難化してきたTOEIC L&Rでは割と見かける単語も多いなという印象です。また、正確に幾つとは言えませんが、金のセンテンスとの被りも多少あります。とにかくSランクと比べると難易度はだいぶ落ちると思います。

そのあたりも考えると、現在TOEIC750点以上ある方で、今後Aランク(860点)以上を狙っていきたいという方などには充分選択肢になりうる単語帳かなと思います。

ただその場合、姉妹書の黒のフレーズとの選択に迷うところです。黒のフレーズについては、他のレビュー記事なども参考にしてみて下さい。

暗黒のフレーズの長所は?

暗黒のフレーズの最大の長所と言えば、やはり未来語も含めたTOEICによく出る1,000語の見出し語のチョイスという事になるかと思います。

とはいえ、ここで中身をご紹介するわけにはいきませんので、本項ではもう一つの特徴とも言える、暗黒のフレーズの構成についてお伝えしたいと思います。

暗黒のフレーズは大まかに以下のような構成になっています。ページの左側に見出し語が穴埋めになった英文と日本語訳があり、右側にその答えとしての見出し語と意味があるという点は金フレと同じです。

見て頂きたいのは、左側のランク表示です。最初のページからSランクの単語が登場します。

つまり、最初はAランクで次がBランク、最後にSランクという難易度順ではなく、全てのランクの単語が最終ページまで上記の構成で登場します。逆に言うと、最終ページにもAランクが登場します。

好き嫌いはあるかもしれませんが、この構成ならば段々と内容が難しくなってきて後半になって投げ出してしまうという事は起こりづらいように思います。

私の場合、暗黒のフレーズを購入後に最初1週してみて、Sランクは今のレベルで無理して取り組んでも非効率だと感じたため、A~Cランクまでを先に確実に固める事にしました。

A~Cランクまでを周回してほぼ完ぺきにすると、今度は残りがおよそSランクの300語だけになるので、「よし、仕上げるぞ!」という気になり、大変でしたが最後まで終える事ができました。

もちろん、最初からSランクまで含めて攻略するも良しです。色々工夫してご自身にとって最良の勉強法を見つけて下さい。

暗黒のフレーズの短所は?

次は暗黒のフレーズの短所についてです。あくまで個人的な感想として2つ挙げたいと思います。

1つ目は、金フレ同様に左側のページが日本語で、右のページに見出し語があるという本の構成です。個人的には英語→日本語で覚えたい派なので、金のセンテンスのような構成の方が良かったと思います。

ただ、これは好みの問題ですし、人によっては短所とは感じないかもしれません。

2つ目はダウンロード音声です。私はパソコンに音声データ(mp3データ)をダウンロードして使用しましたが、約4時間分の全音声(見出し語→訳→例文×1,000語分)が10個のファイルに分割されています。

1個あたりのファイルに沢山の単語が入っている事になるため、最初から順番に聞いていく分には良いですが、ある単語の発音を確認したいと思った時に探すのが少し大変でした。

ちなみに、特急シリーズを色々と利用されている方は、スマホアプリのabceedで無料音声を利用される方も多いと思います。私はabceedを全く利用していないため、そちらの音声がどうなっているかはわかりません。

一方、音声の内容自体はアメリカ人男性とイギリス人女性のプロのナレーターがTOEIC L&Rの本番と同様のスピードで朗読されており、充分満足の行く内容でした。

以上、TOEIC L&R TEST超上級単語特急暗黒のフレーズについてのレビュー記事でした。TOEICに特化した上級者向け単語帳として、充分やりごたえのある内容ですので興味があれば是非チャレンジしてみて下さい!

TOEIC L&R TEST 超上級単語特急 暗黒のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

新品価格
¥935から
(2023/12/11 14:59時点)