【コラム】どんな仕事でも幸せの総量は変わらない!?

こんにちは。普段は就職・転職の面接対策やビジネス本の紹介記事などを中心に記事を書いていますが、今回は「職業観?」的な内容です。

タイトルに書いた「どんな仕事でも幸せの総量は変わらない」

これは以前短期間ですがお世話になった会社の上司が言っていた言葉です。

この上司はアメリカの大学院卒業後、某外資系企業で長年人事責任者を務めていた経験もあるいわばビジネスエリートです。

当時も相当年配の方でとっくに定年されていると思いますが、年収も当然ですが充分すぎる程もらっていたと思います(話しぶりから多分業績賞与込みで年収2千万ぐらいか)。

当時その方と2人でお昼を一緒にした時の話。

「それだけ年収もらえたら良いですね。正直羨ましいですよ」と水を向けた所、

「まぁ確かにその点は恵まれてたかもしれないが。何十年もずっと仕事、仕事で。皆がアフターファイブとかで飲んだりしている間もずっと夜中まで仕事ばっかり。」

「結局使いきれないお金と壊れた家族だけが残ったよ。ハハハ」という自虐交じりの話が(笑)。

この方は奥様や、既に独り立ちしたお子さんとたまに外食したりといった話も聞くので多少大げさかもしれませんが、あながち嘘でもないかもしれません。

上司の話の続きで、

「私が思うに、外資系で世界中を飛び回っているようなエリートサラリーマンも相応の年収に見合うだけの大きな責任という負荷を負っており、安い給料で働いている人から見たら羨ましく思えるかもしれないが、幸せの総量という点で見ればそんなに変わらないように思う

この話を聞いてどう感じるでしょうか?

人それぞれの価値観次第かもしれません。そう、それがまさに答えです。

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自分自身が納得できているかが大切

この話を聞いた自分の感想としては、

「サラリーマンとして収入、社会的地位においておそらくかなり上位に属するであろう人でもそう感じているのか」という事でした。

  • 年収が高くても大変な仕事
  • 年収は低くてもラクな仕事

極端かもしれませんがどちらを取っても自分が感じられる幸福感はそう変わらない。

変わらないのであれば、とちらを選ぶかは結局自分次第。

自分が「これで良い」と納得できてれば全て正解。

一度きりの人生。自分が選んだ場所でよそ見をせずに全力を尽くす。

よく見かける年収ランキングや就職人気ランキングとかも確かに参考になる指標ですが、これも一つの要素であり全てではありません。

自分自身で決めたことではなく、他人の評価や意見、世間体に振り回されて意思決定してしまう。

これが一番自身の幸福度に悪影響を及ぼす事なんじゃないかなと個人的に思っております(ここは自戒も込めて)。

そういう意味では評価軸が自己評価か他己評価か?

そして、最近よく本屋でみかける「自己肯定感」が高いか低いかなどもこの自身の幸福度を決定づける一つの要素のなのかなとも思ったりします。

自分は専門家ではないので詳しく分かりませんが、この「自己肯定感」といった自身の根源に近いところは育った環境なども背景にあり、

いきなりこれを上げたりするのは簡単ではなさそうですけどね。。(このテーマは別途専門書などをご覧ください)

ところで、よく「会社なんてどこ行っても一緒だよ」といった話を聞いたりしませんか?

かくいう私自身も以前何度か転職した経験があり、比較的年収が高い所も低い所も経験しましたがこれは同意です。

これはつまり「(自分自身の考え方や受け止め方が変わらない限り)どこ行っても一緒だよ」という事だと思うんですよね。

それもあって就職や転職の面接でもこの「どういう考え方や行動をする人なのか?」というジャッジ基準は再現性が高いと考えられており、採用の現場では重視されています。

履歴書や職務経歴書に書いてある業績やプロジェクトなどを適当にピックアップして、そこを掘り下げて質問されたことはありませんか?

考え方が「自責的」か「他責的」かなども重要な要素かと思いますが、こうした質問から垣間見えてきたりします。

少し話が逸れました。そろそろ纏めますと、

  • 大変な事も多いけれど、この仕事が好きだから頑張れる。
  • 大変な部分はあるが、家族のために頑張れる。

綺麗事かもしれませんが、上記のように感じる事が出来て、自分自身が今の環境にそれなりに納得できているならば十分幸せなんじゃないでしょうかと思う次第です。

健康に働けることを感謝してまた明日から頑張っていきましょう!