面接で意表をつかれた経験ありますか?
これまで随分沢山の転職の面接を受けてきました。面接で聞かれる事は結構決まっていて、どの会社でも聞かれる内容は似たり寄ったりです。
ですので転職理由や自己PRなど毎回話す内容は回数をこなすうちにこなれてくるんですが、ふいに意表をついた質問をされると焦ってうまく答えられなかったりします。
皆さんはそんな経験ないですか?

「あなたの仕事における信念は何ですか?」
これが以前私が面接で聞かれてうまく答えられなかった質問の一つです。この質問の意図について今回は考察します。
もうだいぶ前になりますが当時応募した会社は割とハードワークな企業の人事部でした。以下がそのやりとりの一部です。

「残業は非常に多いんですけど大丈夫ですか?」

「ある程度忙しい旨は事前に伺っていますが実際どの程度の残業時間でしょうか?」

毎月100時間は超えるかなぁ?」

(・・。さすがにそこまでとは聞いてなかったが。。)「最初は大変だと感じるかと思いますが、業務効率も上げつつ頑張ります!」(と答えるしかない。。)

「わかりました。ところであなたの仕事上における信念のようなものって何かありますか?」

「え?。信念ですか?」(えーと、、、)

「まぁ漠然とした問いかけかもしれませんけどね。これまでの経験を通じて得た考え方とか、もしあれば。」

「人事部員として普段から従業員の話をできるだけ聞くことを心がけています。板挟みになる事もありますが、そこがやりがいだと思っております!」(うーん、我ながら薄っぺらい。多分意図と違うな。。)

「わかりました」(やや無表情)

ハードワークに耐えられそうかを確認したかった
この流れを見れば何となくわかりそうなものですよね。この時面接官が聞きたかったのは、
心身ともにハードワークに耐えられるだけの裏づけとなる経験。覚悟があるか?
です。
「以前の〇〇プロジェクトで〇〇を担当しました。非常にハードで連日深夜まで残業しましたが、何とかお客様の役に立ちたいと思い頑張りました。大変でしたがこれがきっかけで大きく成長できました。この体験が私の財産です」
期待値としてはこういう感じの答えですね。
この質問は漠然としており正解は無いと思っています。私が述べた回答でも「私のモットー」的な事は述べており、間違いではなかったと思います。ただおそらく面接官が聞きたかった答えではなかったという事です。
この面接は結果的には落ちました。この回答が直接的な理由かは分かりませんが、少なくとも私は毎月これだけの残業をする覚悟はなかったので、これはこれで仕方なかったと思っています。
終わりに
以前の私の失敗談をご紹介させていただきました。どんなに準備しても予想しない質問が飛んでくる事はあります。
その場の即興で答えられるなら良いですが、すぐに答えられそうもない場合は、
「少し考えるお時間を頂いても良いでしょうか?」
と言っている間に必死に考えましょう。もしそれでも出てこない場合は、
「ちょっと考えがまとまっておりません。申し訳ございません」
わからないものは幾ら考えても出てこないので、このように言ってしまいましょう。(まぁ転職理由とかコアな質問がこれだとさすがにちょっと困りますが。。)
最後になりますが、
「あなたの仕事における信念は何ですか?」
人生で壁にぶち当たったときに、踏みとどまれるかどうかは技量よりも心にあり。
「負け戦と分かっていても戦わなければならない時もある」なんていうのも“信念”から来る話ですよね。
多分これを質問してくる人は何かしら壁にぶちあたった経験があり、信念で乗り越えて来た経験がある方なのかもしれません。
本記事は以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました!