転職サイトで何度も見る求人、それってもしや・・ブラック!?

転職サイトを通じて仕事探しをしていると、

「この求人票、なんか前にも見たことがあるような?デジャブ?」

という経験がある方もいると思います。

私は転職サイトの求人条件検索で幾つかの検索条件を保存しており、毎週新着求人のメールが来るように設定しています。

元々私自身が人事部の中途採用担当として「競合企業がどんな求人をいつ出してるか?」など把握するためでしたが、

自分自身の転職活動での利用も含めると、転職サイトの求人情報を目にしている状態がもう何年にも渡っています。

そうすると半年前ぐらいに出していた求人募集がひっそり再開していたりすることも割とよく見かけますし、

数年単位で見ても「この会社よく募集しているなー」という事もあります。

こういう求人は転職サイトで割と多いです。

時には以前自分が在籍していた会社の求人広告なども出てきて、

「あ、知ってる人が写っている」などということも(笑)

では本題に戻ります。

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企業が頻繁に求人を出す背景

転職サイトに頻繁に求人が出されている事が分かった時、その企業に対してどういうイメージを持つでしょうか?

転職サイトへの求人広告出稿は、広告会社や広告プランにもよりますが通常15~30万円/(1か月)程費用がかかります。

求人企業の負担も連続出稿を続ければ決して小さくはありません(ハローワークは無料ですが)。

こうした中で頻繁に求人を出している理由は当然「人が欲しいから」ですが、それぞれ募集背景は異なります。

■頻繁に求人が出ている背景として考えらえること

1.人の出入りが激しく採用してもすぐに辞めていく。

2.本当に業績が好調で人手が幾らあっても足りない。

3.該当する経験を持つ方が非常に少ないニッチ職種(特殊な製品、技術分野のエンジニアなど)

4.超ハイスペック人材のために常に門戸を開いている場合(新卒でしか入れなそうな超有名企業の求人など)

以上のような募集背景が考えられます。

「3」「4」については企業側が求める人材像が明確であり「該当者以外は採用しない」という基本的に待ちの姿勢であること、

応募者側も「自分は該当しないな」と比較的容易に判断できるため、採用のミスマッチは比較的起こりづらいです。

一方「1」「2」については、企業側は喉から手が出るほど人が欲しい状況で、比較的応募しやすい条件である場合も多かったりします。

そして「1」「2」はかなり見分けづらいです

転職希望者個々の事情、応募のしやすさも相まってつい飛びつきたくもなりますが、

事情をよく知らずに入社すると「こんなはずじゃなかった」といったミスマッチを引き起こしやすいと言えます。

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高離職率の求人は見分けづらい!?

「1」(離職率が高い)の求人の募集背景欄を見ると、

「人がしょっちゅう辞めてるので、穴埋めのための採用です」

とは書いておりません。

「業績好調につき、業務拡大のための純粋な増員です」

などと書いてあります。

つまり「1」と「2」(本当に好調)の募集背景はほとんど同じように書かれています。

私も以前人事部の中途採用担当として求人広告の掲載には何度も携わりましたが、

基本的に企業にとって都合の悪い事は求人広告に書きません。

もちろん嘘は書けませんが必須事項でなければあえて触れなかったり、書く場合でも超ポジティブ表現に言い換えたりします。

むしろそういう求人に限って、大きな紙面や写真も沢山使って目立つ求人だったりすることも。

「じゃあ、どうやって見極めれば良いのか?」

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一応疑ってみる

「1」の求人は人の出入りが激しく、採用した分だけ人も辞めているので常時採用しています。

それを理解した上で応募するのは個々の選択の話ですので何ら問題ありません。

ただ「そうとは知らずに応募してしまう」というミスマッチを少しでも防ぐためには、

求人広告に書いてある事を鵜呑みにするのではなく、「1」の可能性も頭の片隅に置きつつ、

「一応、疑ってみる」という視点を持つ事に尽きるかなと思います。


例えば、

「業績が良くないなら増員する余裕はないはず」→「増員するという事は業績が良いから」

と通常考えるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。

「業績悪化でどんどん人が辞めて業務が回らなくなっている」

「一か八かでテコ入れを図ろうとしている」

など事情は色々あると思いますが、業績が悪い会社も何故かどんどん増員します。

企業ウェブサイトや公開してある財務諸表、その他検索エンジンに企業名を入れてみるなど、

求人サイトで書いてあるところの「業績好調」のウラが取れるか確認してみるなども少なくとも私はやっています。

「3年後離職率」を見てみる

また掲載企業は限られますが、東洋経済新報社の「就職四季報」では各企業の「3年後離職率」という指標が掲載されています。

3年後離職率(%)   = (3年前入社者-直近4月在籍者)/3年前入社者×100

東洋経済オンライン 就職四季報編集部

この3年後離職率がどの程度なら良い、悪いというのはありませんが大卒全体の3割(=30%)が3年以内に辞めているというのが一つの基準になるでしょうか。

なお実際に見てみると「N/A(ノーアンサー)」となっている企業も結構多いです。

「あえて開示しない」事をどう捉えるか?この辺を詳しく解説している東洋経済の該当ページへリンクを貼っておきます。

とにかく転職サイトに書いてあることだけを鵜呑みにせず「あえて性悪説の視点で見てみる」意識が大切です。

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転職クチコミサイトを見てみる

求人広告だけでなく「転職会議」「OpenWork」など、クチコミ情報が掲載されているウェブサイトも参考になります。

※転職クチコミサイトの情報は投稿者の主観が入っている場合もあり、完全に鵜呑みにするのは危険な場合もあります。

まず転職クチコミサイトの「退職理由」を参照すると、

「残業が多い」

「給与が少ない」

「休みが少ない」

などのよくある退職理由も当然の事ながら出てくる他、例えばですが

「実は経営状況が芳しくない」

「特定の部門・職種で特に退職が多い」

「パワハラの風潮がある」

「リストラが行われており、社内の雰囲気が良くない」

など、もう少し具体的な背景や判断材料も出てくる場合もあると思います。

「実際に退職者が多いのか?」

「どういう理由で退職したのか?」

「自分が、同じ状況に直面した時に耐えられそうか?」

転職クチコミサイトを見ただけでこうした疑問を全て解消できることは少ないかもしれません。

そこで生じた疑問点を面接時に質問してみる事も大切です(質問する時の表現、言い回しなどは多少工夫も必要です)。

転職サイトでしょっちゅう見かける求人ならばなおさら事前の情報収集をきちんと行って、悔いのない転職活動にしましょう!

なお転職クチコミサイトをチェックする際の留意点については、別記事でも触れていますのでよろしければご覧ください。

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